市場・マクロ

新潟の不動産投資をマクロで読む|人口動態・都心との違い

新潟大家の会 / 2026-06-05 / 会長がデータ分析の専門家に聞く

物件単体の良し悪し(ミクロ)の前に、その前提となる大きな流れ(マクロ)を読む。 今回は会長マッシュが、船井総研出身でデータ分析を得意とする非常勤講師・納富 清悟さんに、 都心と新潟の違い、人口動態の“見方”、金利や政策などマクロ環境との付き合い方を聞きました。

マッシュ
マッシュ(会長)
納富さん、今日はよろしくお願いします! 納富さんは船井総研ご出身で、データやマクロを読むのが得意と聞きました。そもそも、なぜ不動産で“マクロ”を見るんですか?
納富 清悟
納富 清悟(賃貸経営)
よろしくお願いします。物件選び(ミクロ)はもちろん大事なんですが、その前提=人口・経済・政策といったマクロが土俵を決めるんです。とくに地方は、この前提の影響が都心より大きく出やすい。だから僕は「どの土俵で戦うか」を先にデータで見ます。
マッシュ
マッシュ(会長)
都心と新潟って、マクロで見ると何がいちばん違うんですか?
納富 清悟
納富 清悟(賃貸経営)
同じ「不動産」でも、性質はかなり違います。一般に都心は価格が高く利回りは低めでも、需要が厚く流動性が高い・競争も激しい地方(新潟)は価格が手頃で利回りを取りやすい傾向がある一方、需要は薄めでエリアや人口動態の影響を受けやすい。「全国で勝てる勝ち方」より、新潟という土俵に合った勝ち方を選ぶ意識が要ります。
マッシュ
マッシュ(会長)
人口動態、よく「日本は人口が減る」と言われますが…どう見ればいいんでしょう?
納富 清悟
納富 清悟(賃貸経営)
「日本全体で減る」で止めないことです。大きな矢印はそうでも、もっと細かく見る。県より市区町村、さらにエリア・駅・学区の単位。しかも人口だけでなく世帯数・単身化・年齢構成も見る。同じ県内でも、減るエリアと人が残る/集まるエリアがある。大きな流れの中で、自分が買う場所の“小さな流れ”を確かめる——これが肝心です。
マッシュ
マッシュ(会長)
その“数字”って、どこで見ればいいんですか? 難しそうで…。
納富 清悟
納富 清悟(賃貸経営)
派手な予測を探すより、公的なデータを定点で見るのが基本です。国勢調査や住民基本台帳、自治体が出す将来推計など、無料で見られるものが意外と多い。やり方はシンプルで、「データで仮説を立てて、現地で確かめる」。船井時代もそうでしたが、数字と“足で稼ぐ”現場、その両方が要ります。
マッシュ
マッシュ(会長)
金利や税制、政策みたいな“政局”のマクロは、どう絡めて考えればいいですか?
納富 清悟
納富 清悟(賃貸経営)
金利・金融政策・税制・空き家や相続まわりの制度は、不動産の“前提”を変えうる要素です。ただ政局や相場は読み切れない。だから僕は当てにいくより、「前提が変わったら自分の収支がどうブレるか」を準備します。金利が上がっても回るか、空室が増えても耐えられるか。ニュースは数字とセットで、自分の物件に翻訳して見る。それだけでも判断は安定します。
マッシュ
マッシュ(会長)
これから新潟で始める人に、マクロ目線でひと言お願いします!
納富 清悟
納富 清悟(賃貸経営)
「人口が減るからダメ」で思考停止しないこと。減っていく中でも、需要が残るエリア・刺さる客付けは必ずあります。逆に「地方だから安く買えば勝ち」も危険。マクロで“土俵”を選び、ミクロで“個別”を見極める。この両輪です。新潟は地域ごとの差が大きいぶん、データと現場を突き合わせる価値も大きい街だと思います。
新潟の不動産は「マクロで土俵を選び、ミクロで個別を見極める」。 ①都心と地方は別ゲーム(価格・利回り・流動性・需要の厚みが違う) ②人口動態は“全国”で止めず市区町村・エリア単位+世帯/単身化/年齢で見る ③金利・政策は当てにいかず「前提が変わったら収支がどうブレるか」を準備。データで仮説→現地で検証。

データと現場の話は仲間と

新潟各地で実践する大家の事例や過去セミナーのアーカイブ動画・最新の開催情報を、無料のフォロワー登録でご覧いただけます。

無料で見てみる
本コラムは新潟大家の会の運営メンバー・非常勤講師の経験に基づく一般的な情報提供であり、特定の地域・物件・取引・投資手法を推奨するものではありません。 人口・経済・制度などのデータや見通しは時点や前提により変わります。最新の数値は各自で公的統計等をご確認のうえ、投資判断はご自身の状況に即して専門家にご相談いただき、自己責任で行ってください。